2020年2月19日
ヤーコンと菊芋の違い
ヤーコンは様々な野菜の中でもトップクラスの栄養価を誇っていますが、それに対を成す別の野菜が存在するのをご存知でしょうか?それは菊芋です。菊芋もヤーコンと同じく非常に高い栄養価を誇っており、それでいて低カロリーなど似ている部分が多い野菜です。
それならヤーコンと菊芋のどちらを食べればいいのか迷う人もいるのではないでしょうか。それでは、ヤーコンと菊芋の違いをご説明しましょう。ヤーコンと菊芋のどちらを食べようか迷っているなら、是非とも参考にしてみてくださいね。
【ヤーコンとは?】
ヤーコンは南米高山地帯で採れるキク科の多年草であり、全ての野菜の中でフラクトオリゴ糖を最も多く含んでいるのが最大の特徴です。ヤーコンは根菜の仲間で、成長すると一見さつまいもに見えるほど酷似した見た目になります。
ビタミン類やミネラル、フラクトオリゴ糖、ポリフェノール、食物繊維など様々な栄養価が含まれていて、主にダイエットに高い効果が期待できます。抗酸化作用や動脈硬化や血管の老化防止、活性酸素の除去機能によって美容・健康促進ができるなど様々なポイントがあるでしょう。
【菊芋とは?】
対する菊芋は北米原産のキク科ヒマワリ属の植物で、菊に似た黄色い花を咲かせることから菊芋と呼ばれています。さらに成長すると生姜のような見た目になり、根本だけでなく根が数十センチ離れたところにまで実をつけるのが特徴です。
基本的に菊芋は場所を選ばずどこでも栽培ができるので、環境さえ整っていれば自宅でも栽培できます。昔はさつまいもなどと比べて味に難があったため、あまり食べられていませんでした。しかし、近年になって非常に高い栄養価があることが分かり、健康食品やサプリなどとして普及するようになりました。
菊芋の最大の特徴は、全ての植物の中で最もイヌリンと呼ばれる栄養素を含んでいることです。イヌリンは玉ねぎやニラなどに含まれていますが、最も含有量が高いのがイヌリンです。イヌリンはそのまま摂取してもほとんど吸収されないので体外に排出されるだけですが、腸内でフラクトオリゴ糖に変化するのが大きな特徴です。
そのため、ヤーコンと同じくダイエットの効果が高い植物として食べられています。
【ヤーコンと菊芋の違いとは?】
ヤーコンと菊芋の決定的な違いは、見た目や含まれている栄養素、野菜か植物かどうかです。ヤーコンは見た目がさつまいもそっくりなのに対し、菊芋は見た目が生姜そっくりなので、一目でどちらがヤーコンなのか菊芋なのかが分かります。
また、含まれている栄養価も違い、ヤーコンでフラクトオリゴ糖を摂取するか、菊芋で後からフラクトオリゴ糖に変化させるかなど、細かな違いがあります。
ただ、後は非常に似通っている部分が多くあるので、味の好みによって決めるのが良いかもしれません。どちらも非常に栄養価が高く、低カロリーでデンプンをあまり含んでいないなど、ダイエット食品や美容・健康食品として役立つことは間違いないでしょう。
両方とも食べるのもいいですが、万が一にもアレルギー反応を起こす可能性があるので、一度に多量を食べるのはおすすめしません。
【まとめ】
ヤーコンと菊芋は非常に似ている部分もありますが、一部は全く違います。特に見た目で確実に判別できるので、どちらがヤーコンなのか菊芋なのか迷うことはほぼないと言っていいでしょう。違うのは見た目や味、含まれている栄養価が微妙に違うだけなので、好みで決めても問題ありません。
両方とも体内にフラクトオリゴ糖を取り込む点では同じですし、ダイエットや美容・健康食品として用いられているので、上手に活用する必要性がありますね。
好奇心旺盛な女のコ、おしゃれやお土産などの買い物が大好き。小豆島を飛び出し、香川全域のグルメや観光スポットを幅広く紹介しています。