小豆じまん

2020年1月22日

ウコンのアレルギー症状

ウコンを使った健康食品が多くある中、実はアレルギーが発症することがあるのをご存知でしょうか?健康に良いとされているはずのウコンがアレルギーを発症する可能性があるなんて信じられませんよね。ウコンを摂取することでどんなアレルギー症状が発生するのか気になるところです。

それでは、ウコンの摂取によってどんなアレルギー症状を発症するのかご説明しましょう。

【ウコンの摂取で発生する症状とは?】

ウコンを摂取することで発生する症状は、消化不良や下痢、膨満感、胃食道逆流、吐き気、嘔吐、不整脈、便秘、めまいといった症状です。これらは代表的な症状で、深刻な症状の場合だと肝機能障害や皮膚炎、かゆみ、水疱といった症状が現れる可能性もあります。

ウコンは肝臓に良いといったメリットがありますが、それはあくまで適切な量を摂取した場合に限ります。適切な量を超えて過剰に摂取すると上述したアレルギー症状を発症する可能性があるので注意が必要です。

【なぜアレルギーを発症するのか】

ウコンは健康に良いとされているはずなのに、なぜアレルギーを発症するのでしょうか。

肝機能を向上させるとされており、脂質異常や消化不良、関節の痛みや皮膚のかゆみなどが改善したという報告も挙がっています。しかし、これらの効果は全て適量を摂取した場合に限り実感した効果です。

例えば上述したアレルギー症状が発生した人の場合、ウコンが配合されているサプリメントを常に服用していたり、ウコンが使われている食事をウコンの摂取量を大きく超えているにも関わらず継続して食べ続けていたといったケースがあります。

特に慢性疾患を抱えている人は注意が必要であり、胃潰瘍や胃酸過多、胆道閉鎖症を患っている人はウコンの摂取は絶対にダメです。それ以外にも薬を常用している人は、ウコンを摂取すると薬の効き目が悪くなったり副作用を引き起こしたりと様々な問題が発生します。

ウコンによるアレルギー発症を防ぐには、どんな場合でも適切な量を超えないように摂取すること、慢性疾患を患っている人や薬を服用している人は摂取しないように注意することが大切です。

【ウコンで肝機能障害を発症する仕組み】

ウコンによって肝機能障害を引き起こしてしまうのは、ウコンに含まれている鉄分によるもの、アレルギー反応によるものの2種類があります。まず、ウコンに含まれている鉄分の場合、肝臓に問題がある人は鉄分が蓄積されやすい部位なので、追加で鉄分を蓄積させられてしまうと肝臓が回復するどころか余計にダメージを受けてしまいます。

したがって、肝臓に何らかの疾患がある人は鉄分の摂取量に注意しなければなりません。また、ウコンを摂取してアレルギー反応が起こるのは、体内に入ったウコンが分解されるとタンパク質や細胞などと結合しようとしますが、人によってはそれが体内の免疫系が異物だと勝手に判断してしまい、それを撃退しようとする働きが肝臓にダメージを与えてしまいます。

特に異物と判断されて攻撃される反応は人によって起こらないこともあるので、ウコンを摂取してもいいものかどうか判断しかねるのも辛いところです。肝臓に問題がある人はウコンを摂取しない方が良いでしょう。

【まとめ】

ウコンは必ずしも摂取した方が良いというわけではないので、無理に摂取する必要性はありません。ウコンは少なからずアレルギーを発症する可能性があるものですが、もし摂取するのであれば必ず適切な摂取量を守ることが大切です。

今現在でもウコンは今だ解明され尽くしているわけではないので、摂取する場合は十分に気を付けましょう。

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