小豆じまん

2020年3月9日

自宅でもお店の味を出せる!うどん出汁の作り方

讃岐うどんに合う出汁の作り方。自宅でもお店の味を
香川県にはたくさんのうどん屋さんがあり、製麺所さんがあり、当然お店でうどんを食べる人は多いのですが、持って帰って自宅でうどんを食べるご家庭も多いです。
我が家は土曜日のお昼に学校から帰ると、昼食がほぼ毎週うどんでした。
また、年末年始や法要など親族が集まるときなどは、人数×3玉程度のうどんを予約しておき、当日製麺所の方が配達に来てくれる風景が田舎では普通でした。
うどん屋さんに行っても、うどん玉を持って帰る人をよく見かけますし、出汁を入れる容器を持参している人もいたりします。

だから香川県で育った人にとっては、うどんを持って帰って食べることは珍しいことでありません。
県外で住むようになってから、カルチャーショックというほどではありませんが思わず笑ってしまった出来事があります。
ある県のうどん屋さんで「5玉持って帰りたいんですけど」と注文したところ、持って帰る人が今までいなかったのか「少々お待ちください」と確認に行った後、1玉ずつビニール袋にうどん玉を入れてくれたのです。
香川県で1玉ずつビニール袋に入れるお店ってないと思うんですよね。

とにかく香川の人にとってお店でうどん玉を購入して、自宅で食べることは普通のことです。
自宅で食べるということは、当然出汁が必要です。
出汁をビニール袋に入れて販売しているお店があったり、量り売りしているのか巨大水筒を持った女性を見かけることもあります。
当然、自宅で出汁を作るご家庭もたくさんあります。

そこで今回は、讃岐うどんを自宅で食べるときのおいしい出汁の作り方を讃岐うどんの出汁の特徴とともにご紹介します。

讃岐うどんの出汁の特徴

讃岐うどんの出汁の特徴といえば「イリコ」。
中でも瀬戸内海に浮かぶ伊吹島のイリコで作った出汁は旨みが強く本当に美味しいんです!!
イリコに昆布、節類で出汁のもとをとりますが、イリコ+昆布の組み合わせは旨みを引き出す最強の組み合わせです。

ちなみに香川県人はうどんのつゆのことを出汁と言っていますが、イリコや昆布などでとる出汁も出汁と言います。使い分けは・・・香川県人なら話の流れの中で判断できるのです!!

☆イリコと昆布と鰹節の絶品出汁の作り方

①1リットルの水にイリコ20g、昆布10gを入れ30分以上浸す。旨みをしっかり出したいなら一晩おくのもアリ。
②火にかけ沸騰直前でイリコと昆布を取り出し、鰹節を一つかみ入れ弱火で15分煮る。その間こまめにアクをとるのが美味しい出汁になるポイントです。
③15分経ったら火を止め、2分程度おき布やザルでこしたら出汁の出汁が完成です。

◎かけうどんの出汁(つゆ)の作り方

出汁300~400㏄、薄口醤油、好みで酒やみりんを少々入れて沸騰させて、塩を一つまみ入れるだけで完成です。

かけうどんの出汁を作るポイントは、薄口醤油です。
薄口醤油はまず大さじ1入れ、味見をしてください。
そこから少しずつ醤油を増やしていき、自分好みの味を見つけてください。
最後に一つまみ入れるお塩もこだわるとより美味しい出汁になります。

◎つけ出汁(つゆ)の作り方

湯だめや釜揚げ、ざるうどんを食べるときの出汁です。
つけ出汁を作るときは濃い口醤油を使います。
基本の量は醤油1に対して出汁を5倍の量入れます。
みりんや酒、砂糖をお好みで少量入れ沸騰させて、塩を一つまみ入れたら完成です。

◎ぶっかけうどんのぶっかける出汁の作り方

基本の分量は、出汁300ccに濃い口醤油大さじ2、薄口醤油大さじ1、みりん大さじ2、砂糖少々を沸騰させ、最後に塩を一つまみ。
好みで出汁の量を少なくしたり、砂糖を多めにしたり自分好みに調整してください。

出汁を作るとき最後に入れる塩ひとつまみ、これがあるとないとでは全然違うので味をみながら入れる量は調整してください。
さらに使用する醤油や塩にこだわると、本当に美味しい出汁が自宅でも作れるようになります。

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