小豆じまん

2019年12月17日

老舗の讃岐うどん店が伝授!ツウの食べ方を教えます!

讃岐うどんの食べ方、何種類知っていますか?
かけうどん、ぶっかけうどん、ざるうどん、釜揚げうどん、湯だめうどんなど聞いたことがあると思います。
また温かいうどんに熱い出汁で「あつあつ」、つめたいうどんに熱い出汁「ひやあつ」などという注文の仕方もあります。

「ツウ」というとその道に詳しいということですが、讃岐うどんにツウな人というと香川県人皆ツウと言えるかもしれないですね。だって皆赤ちゃんの時から食べているんですから、年季の入り方が違います。家庭によって使用する調味料や薬味も違いますし、家族の中でも好みの食べ方は違っていたりするものです。

そこで讃岐うどんの食べ方別にポイントをご紹介します。
讃岐うどんを食べるときの参考にどうぞ。

かけうどん

茹でたうどんを冷水でしめてから再度温め、温かい出汁をかけて食べるうどん。
とってもシンプルな食べ方です。出汁の風味を楽しみたい人にはかけうどんがおすすめ。

ポイント

出汁の風味や味を堪能したいのであれば薬味は少なめがおすすめ。
一味や七味を入れすぎると辛みで出汁の風味が味わえないことも。
トッピングの天ぷらやコロッケなどを出汁に浸して食べるのは定番。
夏に冷かけうどんを食べるときは、すだちやわかめなどあっさり系のトッピングが相性良し。

ぶっかけうどん

茹でたうどんを冷水でしめ、濃い出汁をうどんの上からぶっかけて食べるうどん。
大根おろしとネギ、鰹節にすだちかレモンがトッピングされていることが多いです。

ポイント

うどん全体にしっかりと出汁が絡むように、豪快に混ぜてください。
お好みで卵黄や温泉卵をトッピングもあり。

しょうゆうどん

うどんを茹でて冷水でしめたうどんに醤油をかけて食べるうどん。
讃岐うどんのコシを体験したい人は、是非しょうゆうどんで食べていただきたい。

ポイント

薬味はネギと生姜。大根おろしを入れて食べるのが定番。
すりごまや天かすをトッピングするのもOK。
しょうゆうどんは讃岐うどんの良さがダイレクトに味わえる食べ方といえます。

ざるうどん

茹でたうどんを冷水でしめて、ざるに盛り濃いめの出汁につけて食べるうどん。
出汁の上に小皿がのっていて、ネギ、ゴマ、生姜の薬味と一緒に提供されることが多い。

ポイント

香川県では生姜がスタンダードですが、ワサビを置いているお店も。
冷たい出汁で食べるときはワサビ、温かい出汁で食べるときは生姜という意見も。

釜揚げうどん

茹でたうどんを茹で汁と一緒にどんぶりや桶に入れて出されるうどん。
釜揚げうどんは注文してから茹でるのでその間にサイドメニューを楽しむのおすすめ。

ポイント

冷水でしめないので讃岐うどん特有のコシを求めている人にはおすすめしない。
しかし釜揚げうどんのただ柔らかいというわけではない、優しい食感を味わいたい人にはおすすめの食べ方です。
薬味はネギに生姜、ゴマが定番。
うどんをつける出汁が濃いめなので、うどん全体をつけずに食べている人を見ると「わかってるね~」と思われます笑。

湯だめうどん

茹でたうどんを冷水でしめてから温めなおし、茹で汁ではない熱湯に入れて出される、あつあつのうどん。
茹でたうどんを冷水でしめて、冷水に入れて出されるうどんが冷やしうどんです。

ポイント

湯だめうどんは生姜、冷やしうどんはワサビと使い分ける人も。
ネギとゴマも定番。
讃岐うどんの食感をしっかり感じたい人は釜揚げうどんより湯だめがおすすめ。

釜玉うどん

茹でたてのうどんを生卵の入ったどんぶりに直接入れ、醤油をかけてかき混ぜて食べるうどん。
せっかちな讃岐人が冷水でしめる手間を惜しんだ結果が釜玉うどんという食べ方という話です。

ポイント

薬味はネギ、生姜、ごま、七味or一味が定番。
個人的には辛みだけの一味より七味のほう風味豊かで釜玉には合うと思います‼
天かすを入れてもおいしいです。

薬味やトッピングの組み合わせは、個々の好みで問題ありません。
しかし出汁の風味や醤油の味が分からなくなるほどの薬味や天かすの投入はおすすめしません。

まとめ

讃岐うどんが食べられるお店では、出汁や醤油などもこだわっています。
讃岐うどんのコシなどの食感はもちろんのこと、お店ごとの出汁や置いている醤油の違いが分かるようになれば讃岐うどんのツウと言えるでしょう。

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