2019年12月2日
非常食として優秀な「素麺」の災害時の茹で方を紹介します!
天災がいつ我が身に降りかかるのかは誰にもわかりません。
しかし、非常時に備えることは誰でもできます。
しっかり備蓄をすることは大切ですが、備蓄した食料品をどのように食べるかも重要です。
カップ麺を水で調理するという方法も紹介されています。
災害時には水が貴重なものとなります。
少量の水で美味しく調理できるものを備蓄しておく必要があります。
素麺は保存期間が長く、軽量で備蓄品に適しています。
普段はたっぷりのお湯で茹でて冷水でもみ洗いしているので、水を大量に使用するイメージがあるかもしれませんが、
実は、工夫すれば少量の水で素麺を調理することが可能です。
最近では警視庁警備部災害対策課のツイッターで、素麺が非常食に適していると紹介されたことが話題になりましたよね。
賞味期限が長いので、自宅では入れ替えながら常に備蓄していると。また災害時に食べる時は冷やしそうめんではなく、にゅう麺として食べると節水になることが紹介されていました。
素麺は普通に茹でても2分程度しかかかりませんが、フライパンで茹でることでさらに茹で時間を短くすることが可能です。
また冷水で洗わなくても讃岐うどんでいう「釜揚げ」の状態で食べても美味しいですし、茹でたあとのお湯をそのまま使用してつゆを作ると節水にもなります。
ただ気をつけないといけないのが、素麺を茹でた後のお湯には塩分が溶け出ているということです。
いつもの感覚で醤油などの調味料をいれてしまうと、辛くて食べられなくなってしまうので注意が必要です。
災害時の素麺の茹で方のご紹介
①フライパンに水を400㏄入れて水の状態のままで素麺を1束入れます
②蓋をしてから火をつけて、沸騰してから1分~1分半程度茹でます
③茹で上がったらそのまま出汁の素やめんつゆなどで味付けをします
※味をつけるときは調味料を少量ずつ入れて味を確認しながら
この素麺の節水レシピでは素麺がいつもより柔らかくなってしまします。
しかし災害時などはストレスなどで食欲がなくなっていることも考えられます。
柔らかく茹でることで消化もよくなりますし、ストレス時には胃に優しい食べ物が必要です。
麺が細く喉ごしもよく食べられるので、素麺は災害時にホッとさせてくれる食品となるでしょう。
冷凍ストックをしておこう
賞味期限の長い乾麺の素麺を備蓄しておくのもよいのですが、普段素麺を食べる時に少し多めに茹でておき1食分すつ小分けにして冷凍ストックしておくということもおすすめです。
災害時には停電になることも考えられます。
そんな時に冷蔵庫や冷凍庫の中から消費していくと思うのですが、冷凍していた素麺なら自然解凍するのを待って調理すれば、さらに節水にもなりますし調理時間も短くてすみます。
冷凍していた素麺は、みそ汁などの汁ものに入れたり、鍋をした時にはしめに素麺を入れたりすると美味しくいただけます。
解凍して油でいためれば素麺チャンプルもできるので、一度試してみることをおすすめします。
ローリングストックについて
日本気象協会でも紹介されている備蓄方法の一つです。
普段から少し多めに食材を購入し、使ったら使った分だけ新しく買い足していく備蓄方法です。
古いものから使うので賞味期限切れを心配する必要もなく、日常的に一定数自宅に備蓄できることから管理も非常にしやすくいざという時に慌てなくてすみます。
素麺はこのローリングストックによる備蓄品としては麺の中では一番優秀なのではないでしょうか。
素麺と一緒にめんつゆも一緒にローリングストックしておくことをおすすめします。
そうめん、うどんなど麺好きで、食べ歩きが趣味の体育会系男子。日本三大素麺の1つ「小豆島そうめん」や香川県の特産品「讃岐うどん」など「麺」に関する記事を書いています。