小豆じまん

2020年2月1日

小豆島の歴史と歴史的観光地を紹介!

「小豆島に興味はあるけれど歴史についてあまり知らない」。そういった人も多いのではないでしょうか。小豆島は1つの島のため、本土とは少し違った歴史を持っています。そのため、今回は小豆島の歴史を徹底的に解説していきたいと思います。

小豆島に旅行に行く予定がある方や小豆島に興味がある方はぜひ最後までご覧ください。

小豆島の基本的な情報

小豆島は人口約29000人(2016年推計)で小豆島町、土庄町の2つの町が栄えている島です。近年は人口が減少していて、国土交通省から「離島振興法」の対象となっています。それにより現在は10年以内に人口減少率を10%以下に留めることを目指しています。

ちなみに、特産物はそうめん、醤油、佃煮、ごま油、オリーブなどとても生産が盛んです。特にオリーブに関しては国内栽培の発祥元として知られていて、島の中にも多くのオリーブにまつわる観光地があります。

江戸時代までの小豆島の歴史

小豆島は神話の時代から認知されていて、日本書紀では「あずきじま」として記述されています。そして平安時代から南北朝時代の間、小豆島は皇室御領として伝領されていて重要な役割を果たしていました。

南北争乱が始まるとこれまで小豆島を支配していた飽浦信胤が細川師氏によって責め倒されしばらくの間は細川氏の支配が続きました。その後、豊臣秀吉の時代に入り支配が始まると、小豆島は大阪への海上交通にとても便利だったため、中央政権が直接支配するようになりました。

明治時代以降の小豆島の歴史

明治の初期に入ると廃藩置県が施行され、小豆島は倉敷県という所に属しましたが、その後香川県へと属するようになりました。さらに、町村制が施行され、色々な町に分かれていた地域が統合されるようになりました。

昭和からは現在の特産物にまつわる有名企業が誕生し、1954年に小豆島を舞台とした映画「二十四の瞳」によって観光ブームになりました。

小豆島の歴史的観光地

ここまで小豆島の歴史について説明してきました。ここからは、上記で説明した歴史を味わうことができる観光地を紹介していきます。

二十四の瞳映画村

二十四の瞳とは小豆島を舞台としたベストセラーの小説を映画化したもので、上映と同時に大ヒットしました。この「二十四の瞳映画村」では撮影で使用されたオープンセットを見ることができるようになっています。

この施設の中では映画の雰囲気を味わえるだけでなく、昭和初期に使われていた木製の椅子や机などが置かれた昔懐かしい小学校の教室の風景を見ることができます。さらに、この映画村の中には「Cafeシネマ倶楽部」というレストランがあり、昭和の学校の給食でよく出てきた揚げパンや冷凍みかん、瓶に入った牛乳を味わうことができます。

そのため、「二十四の瞳映画村」は「二十四の瞳の撮影舞台になったところを見てみたい」という人だけでなく、「昔懐かしの学校の風景を見てみたい」という人にもおすすめです。

【基本情報】
住所:〒761-4424 香川県小豆郡小豆島町田浦
営業時間:9:00〜17:00
料金:
[観覧料]
二十四の瞳映画村/中学生以上700円・小学生300円
岬の分教場/・中学生以上200円・小学生100円
二十四の瞳映画村岬の分教場セット券/中学生以上790円・小学生340円
公式ホームページ:https://www.24hitomi.or.jp/

星ヶ城跡

星ヶ城跡は小豆島の最高脈である標高817mのところに作られた山城の遺跡です。星ヶ城跡には窪地、石組みの井戸、舟形と呼ばれる遺構が残っていて、南北朝時代の小豆島の歴史を感じることができます。

【基本情報】
住所:香川県小豆郡小豆島町大字安田字嶮岨山乙586-4
営業時間:9:00〜17:00・8:30〜17:00(11月)

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