小豆じまん

2020年3月3日

400年以上も続く小豆島そうめんの歴史を解説

「小豆島のそうめんの歴史について知りたいな。あと、小豆島で有名なそうめんは何なのかも知りたいな」。そう思いながらこのサイトを見ている人も多いのではないでしょうか。小豆島のそうめんは400年以上も続き、長い歴史を持っています。そのため、今回は小豆島そうめんの歴史について徹底的に解説していきます。

日本のそうめんの歴史

そうめんの起源には諸説ありますが、奈良時代に唐から輸入されたお菓子である索餅(さくべい)がそうめんの始まりだといわれています。そうめんを本格的に作るようになったのは鎌倉時代以降です。

そうめんは中国から新しい製作方法が伝来したことによって鎌倉時代から室町時代へかけて製作方法が改善されていきました。さらに、江戸時代以降は小麦の品質が向上し、そうめんが盛んに生産されるようになりました。

小豆島のそうめんの歴史

そうめんが小豆島で食べられるようになったのは、400年前のことです。そうめん誕生の起源は小豆島の池田村という村に住んでいた島民が奈良の大和の三輪という場所に行った時にそうめんの作り方を学んで、小豆島に持ち帰ったということです。

そうめんは農業をする必要がない冬の農閑期でも少人数で生産できるため多くの島民によって生産されるようになりました。さらに、小豆島でそうめんが積極的に生産されるようになった理由はそれだけでなく、小豆島の気候にもあります。

小豆島の気候は栽培に適していてそうめんの生産に必要なごま油もうたくさんとることができることも大きな要因の1つです。これらの要素が集まって現在では奈良県、兵庫県と肩を並べる日本三大そうめんの1つとなっています。
小豆島で有名なのは手延べ素麺
そうめんには機械で作られる麺と手延べそうめんの2種類があります。その中でも小豆島で特に有名なのは手延べそうめんです。小豆島では醤油やオリーブなどの特産品と同じくらい手延べそうめんが生産されています。

手延べそうめんの特徴は、麺を伸ばす際に油を塗って伸ばすことです。手延べそうめんでは一般的に菜種油が使われますが、小豆島では純正100%のごま油が使われます。小豆島そうめんはごま油によって酸化が抑えられ、油臭さを除去する工程が省略されています。さらに、ごま油を使っていることによって、そうめんが少し黄身がかった色になっているのも、小豆島手延べそうめんの特徴です。

小豆島手延べそうめん館

小豆島手延べそうめん館の大きな特徴は手延べそうめんの作業工程を体験できることです。ここに行けば他ではなかなか体験できない箸分けの工程を体験することができます。有名なテレビでも頻繁に取り上げられているお店なのでぜひ行ってみましょう。

【基本情報】
時間:9:00~16:30
住所:香川県小豆郡池田町室生1番地の1
料金:箸分け作業1,300円 ※要事前予約4名様から
公ホームページ:http://www.soumenkan.com/index.html

【メタディスクリプション】

https://shodoshima.npnp.jp/about/somen/
http://shodoshima-food.com/?page_id=45
http://ikomaya.jp/somen/index.html

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