2020年2月27日
小豆島「醤の郷(ひしおのさと)」で芳醇な香りを満喫しよう
「小豆島といえばオリーブ」というほど、小豆島はオリーブ栽培が有名な島です。
しかし、実は小豆島は古くから醤油造りも盛んに行われていることをご存知でしょうか。小豆島の醤油作りは江戸時代から始まり、およそ400年もの歴史を持つ伝統産業なのです。
この記事では、小豆島の観光スポット「醤の郷(ひしおのさと)」をご紹介します。
歴史的な建造物も数多く現存し、街中に芳醇な香りが漂っています。歴史と伝統ある醤油の街をぜひ訪れてみてください!
そもそも「醤(ひしお)」ってなに?
日本人なら誰もが知っている醤油。
しかし、「醤(ひしお)」という言葉は聞き慣れない方も多いかもしれません。
醤(ひしお)とは、食品に塩を加えて発酵させた塩蔵品のことです。
小豆島では、醤油や佃煮が醤にあたります。小豆島は醤油の日本4大産地のひとつと呼ばれ、醤油を使用したソフトクリームや「醤の郷」の醤油やもろみで作る「ひしお丼」など、醤油を使ったご当地グルメが数多く誕生しています。
「醤の郷(ひしおのさと)」はどんなところ?
醤の郷は、小豆島の玄関口「土庄港」より車でおよそ30分の位置にあります。
約20軒の醤油蔵や佃煮工場が軒を連ね、今も残る古き良き日本の街並みを楽しむことができます。
小豆島で醤油造りが始まったのは今から400年前、江戸時代のことでした。
最盛期には400軒もの醤油屋があったといわれています。現在稼働している蔵や工場は20軒まで減少したものの、昔からの伝統ある醤油造りに取り組む職人さんの心意気を感じます。
醤の郷の建造物は、登録有形文化財や近代化産業遺産に指定されているものが多数あります。
歴史ある醤油の街をゆっくりと散策してみては。
醤の郷の散策路「馬木散策路」を巡ろう
醤の郷にある「馬木散策路」は、約20分の散策コースです。
ノスタルジックな雰囲気のある街並みが続く散策路で、インスタ映えも抜群。自然の景色も楽しみながら、ゆったりと散策できます。街全体が醤油の芳醇な香りに包まれており、どこか心安らぐ落ち着いた時間を楽しめるでしょう。
事前予約必須!「醤の郷散策プラン」で小豆島の醤油造りや歴史を知ろう
醤の郷では、醤油蔵の見学と10種類以上の醤油・オリーブオイルの効き味体験ができる「醤の郷散策プラン」が用意されています。所要時間はおよそ2時間で、料金は醤油のお土産やドリンクも付いて税込1,000円。小豆島の醤油造りや歴史について詳しく学びたい方は、散策プランを予約するのがおすすめです。
醤油のもろみアイスクリームや小豆島産オリーブオイルをかけたソフトクリームなど、小豆島ならではのちょっぴり珍しいスイーツも販売されています。散策で歩き疲れてきたら、甘くておいしいスイーツでひと休みもよいですね。
別途料金となりますが、お食事処「麹部屋」にて小豆島名物「ひしお丼」も堪能できます!こちらも事前予約が必要なためご注意ください。
まとめ
今回は、歴史ある醤油の街「醤の郷」をご紹介しました。日本人にとって馴染み深い醤油。今もなお昔からの伝統が残る醤の郷からは、どこかなつかしい雰囲気を胸いっぱいに感じます。
せっかく醤の郷を訪れるなら、事前に「醤の郷散策プラン」を予約しておくのがおすすめです。醤の郷には実際に工場の内部を見学できる施設もあり、より深く醤油造りや歴史について知ることができるでしょう。古きよき日本を感じられる醤油の街を散策し、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
【醤の郷】
<基本情報>
〒761-4421
香川県小豆郡小豆島町苗羽
TEL::0879-82-1011
参考サイト:http://www.yamasanshoyu.co.jp/hisio/index.html#02
<アクセス>
土庄港より車で約30分
草壁港より車で約10分
歴史、観光名所巡り好きでいつもカメラを持ってる歴史オタク男子。小豆島の歴史や観光スポットに関する記事を書いています。